ナチュラルベーグルと食育Aand*かんざきあつこです。
みなさんは、お料理に使う予定だった食材や調味料を
切らしていることに気づいたらどうしますか?
面倒くさがりの私は、家にあるもので何とかしようと
考えてみてどうしても無理だと思ったら渋々、買いに走ります(笑)
無駄なく、あるものをうまく使って作りたい人。
レシピ本などを見て普段使わない調味料や食材などを
「それだけのために買う」のもあまり好きじゃないので
レシピを考える時は家にあるもので考え、
何パターンも試作して無駄なく使い切ります。
私のレシピを集めてもらうと、同じ調味料や似たような
食材が登場するので無駄なく消費できると思います
よく言えば「エコな節約レシピ」たち。笑
あるもので代用して作る例
この日はゴーヤ、ピーマン、しいたけの肉詰め。
卵が無かったのでマヨネーズでコクを出し
片栗粉と塩で捏ねてタネを作っています。
パサつくときは酒やワインなどを足してもOK。
■■ポイント■■
マヨネーズの基本材料は「卵黄、油、お酢、塩」
良質なマヨを買い置きしておくと結構使えるし
ノンエッグタイプのマヨネーズを使えば
揚げ物の時の衣など、卵アレルギーさん向けの
「つなぎ」にも役立ちます。
原材料を覚えておくとアレンジ料理が作れたり
何か足りない時に別のもので代用できる。
他にも例を挙げると…
マシュマロは「ゼラチン、砂糖、卵白」
溶かしてチーズ生地やココア生地に混ぜてから
冷蔵庫で冷やせばムース風のケーキが作れます。
甘いのでお砂糖は少なめ、または不要です
↑焚火で余ったマシュマロで作ったチーズケーキ。
マシュマロある人、少ないかもしれないけど(笑)
ピーマンの肉詰めを作るときのオススメの方法。
お肉が外れにくいし、無駄もなくて作るのが楽✨
種は加熱してお肉に混ざれば全く気にならないし
栄養も豊富だし、ゴミも減るし、良いこと尽くし❤
(種やワタの部分にも栄養があるよ)
ギュッと握って固定してから上にくる面(肉部分)を
下にして少し押さえて中火でこんがり焼いてください。
(焼く順が逆だと野菜が柔らかくなり、返す時に外れやすい)
焦げ目がついたら菜箸で返し弱火にして蓋をします。
お肉に火が通るまで蒸し焼きにしたら完成。
※野菜の水分が出るので弱めの火なら焦げないはず。
↑餃子の焼き方と似ています。笑
食べ方は、ケチャップやソースなどでもいいけれど
美味しい塩で食べるのが一番好きです(*´﹀`*)
しいたけは絶対に塩がオススメ!
塩+わさびや柚子胡椒を乗せても美味しいです♪
切り落とした、椎茸の軸はお味噌汁に入れました
子供達がCANDYえんとつ町店の重ね煮のお味噌汁を
凄く気に入って「これ、家でも作って!」
と言っていたので作ることに(*´艸`)
梅崎和子先生の「重ね煮レシピ」を使ったレッスンに
参加した時に教えてもらった方法をアレンジして
しめじ、舞茸、椎茸の軸、大根、※凍りこんにゃくを
重ねてから1番上にちりめんじゃこを入れてストウブ鍋で重ね煮に。
じゃこの旨みがたっぷりでめちゃくちゃ美味しい!
この日のお味噌汁、美味しすぎてうっとりした(*´︶`*)
■■凍りこんにゃくとは?■■
その名の通り、こんにゃくを冷凍させたもの。
消費しきれない時に冷凍保存して使うのですが
水分が抜けてスポンジ状になり、歯ごたえが出て
お肉のような不思議な食感になります。
汁物に使うと噛んだ時にじゅわっと水分が出て
なんだかクセになる美味しさです(笑)
木綿豆腐を凍らせて高野豆腐になるのと同じ原理かな。
↑いつもこんなこと考えながら料理しています。
捨てるのもったいなくて冷凍して置いていたら
そこから、いろんな発見があったり(笑)
いろんな生地を組み合わせた「にじいろベーグル」も
(ネット通販はしていません)
サイズ指定の納品用ベーグルを作るときに
少しずつ余る生地を冷凍しておいて作っています
↑着色料ではなく自然な野菜の色です
かぼちゃ、トマト、むらさきいも、ちんげんさい、アボカド。
お料理は常に実験みたいでワクワク楽しい。
知的好奇心を働かせて作る方が料理の上達が速いし
レシピがなくても作れるアレンジ力が身につく。
これは料理だけではなく他の仕事にも言えるかも。
周りの仕事ができる人達は、気になることが
あったら子供のように「なんでやろ?」と
疑問を投げかけてはオタクのように調べてます。笑
「好きこそ物の上手なれ」という諺があるけれど
特別、好きなことじゃなくても「好奇心」があれば
自分の中で小さな「楽しみ」のようなものを発見して
それなりに何でも楽しめるかなぁと思う私( *´艸`)
私にとっての料理は食材や調味料、調理方法の数だけ
いくらでも新しいレシピのアイデアは出てくるし
可能性が無限大なので食べてみたいものが尽きない。
なので工房の商品や、カフェの時に提供する
お料理をレッスンで教えることにも抵抗がないです。
「おいしいものは共有できたらいいな」
「おうちでも楽しんでもらえたらいいな」
どんなかたちであっても私が作るものがキッカケで
おいしい笑顔が増えていくのは嬉しいこと。
「食」でココロとカラダを元気にしたい。
もっと大きなことを言えば無駄なく食材を使い切り、
食料廃棄率を下げること、旬の食材の使用や地産地消で
フードマイレージを下げて地球も元気にしていけるといいなぁ。
昔は自分で野菜やハーブも育てていたけれど
「あれこれやりすぎると、やりたいことができなくて
結局どれも中途半端になる」ということを学んだので
「自給自足」は放棄することにしましたが(^^;
その分、素敵な活動をされている農家さんに出逢ったら
お野菜を買わせていただいています。
当前だけど「買う人」が増えると「作る人」も増える。
*2枚目:雑貨屋Tickle。のイベントの日に売りに来てくれる「のきさきマルシェ」さん
「大阪で、皆で一緒に自然栽培を学ぶ農学校」を作る
活動も、参加は難しいけれど魅力的だったので
動画を購入という形で応援させていただきました。
身につけ理解した上で「買う」「買わない」を選択する
機会が増えれば少しずつ変わっていくんじゃないかな。
私基準でいくと、
お豆腐は気泡があっていいから消泡剤が入ってないもの
がいいし
(加工助剤は表示免除で記載してないのも多いけど)
ハムやベーコンはピンク色じゃなくてもいいから
無塩せき(発色剤や着色料を使用しない)を選びたい。
「すぐ使うもの」なら牛乳や卵、野菜、お豆腐など
消費(賞味)期限が近いものから買う。
特売コーナーにあるものもチェックする。
これは節約目的だけではなく廃棄率を下げるため。
皆が期限の長いものから順に選んで買っていたら
古いものが最後まで残ってしまうから。
すぐ使うなら(腐っているわけじゃないなら。笑)
古い物から先に買えば無駄がなくていい(*^^*)
賞味期限(風味を損なわず美味しく食べられる期限)
と消費期限(いたみやすい。安全に食べられる期限)
の違いも、わかっていたら使えるものを捨てずにすむ。
これは子供たちも実践してくれています。
(息子が必ず表示を見ています)
買い物時、価格の問題などで妥協することはあっても
「知らない」のと「知った上で選択する」のでは違う。
食べ物はダイレクトに体内に入り身体を作るものだから
ちゃんと自分で選びながら、時には外食したりお菓子を
食べたりインスタントやジャンクフードも上手く
利用しながら食生活を楽しめるといいなぁと思います。
(ガチガチにせず余白を残して「楽しむ」ことも心にとって大切)
欲しい食材は身近なお店に売っていない場合も多いから
(ルゥ、ハム、キャロブなど、売っていなくて結構困る…)
「食べたいもの(←私が。笑)」を作ってくださる
素敵な生産者さんがもっと活躍できるような
やさしい世界になるといいなぁ(*˘︶˘*)
ちなみに、「私」がいっぱい出てくるけど
自己主張ではなくきちんと意味があるんです(笑)
「世界中が…」とか「世の中を変えたい」とか
大きすぎる夢は、私には具現化できないから。
大きなことは言えませんが私の目線で
感じたこと、考えていること、実践していること
実体験に基づいて伝えていけたらいいなぁと。
まずは自分と大切な人を幸せにすること。
関わってくれる人を「食」で笑顔にすること。
そんな人が増え、自分の周りに繋いでいけば
素敵な世界になるんじゃないかなと思うのです。