かんざきあつこです。
今日は、とある投稿を見て感じたこと、
お料理が上達する人と、そうでない人の違いなどを書いてみます。
「カボチャの面取り」について。
「家で食べるなら見た目の美しさは、どうでもいいし時間の無駄。
SNSに載せる為に面倒なことするのは暇人。」
そんな投稿を目にして、なんだか残念な気持ちに。
批判している内容ではなく、排他的な思考が残念だなぁと。
私は、普段から面取りするけれど決して暇人ではないし
(仕事以外は)人に見せる為に料理してるのでもない。
「しない」ことを間違いと言いたいわけではないのです。
「なぜ面取りは必要なんだろう?」
もし投稿前に疑問に思って調べていたら見た目の為だけでなく、
煮崩れしにくいという理由があることを知ったはずで
実際に試してみると、長時間煮込んでも皮が剥がれないことに気づく。
(もちろん火加減も大事)
カボチャは皮がなくなると崩れて、煮もの味のスープになる(笑)
↑面倒でさつまいもの面取りをしなかったから皮がピンチ!の悪い例。笑
うちは、子供達が柔らかくてホクホクで味が滲みた
煮物が好きだからじっくり時間をかけて炊きあげる。
だからその過程として面取りは必要になる。
手早く仕上げる硬めの煮物なら面取りは必要ないかもしれない。
何にでも言えるけれど無知ゆえに「しない」人と
「しない選択をする」人では違う。
両方を知ったうえで自分で判断し、選択することが大切。
無知が悪いのではなく、知ろうとする努力をしないこと、
選択肢を持たないことがもったいない。
料理本の撮影現場では見た目を良くする為に
油を塗って艶を出したり、表面を保つために
生焼けで仕上げたり、食べられないものを詰めて
ボリュームを出したり、ビールに塩を入れて
泡を復活させることがある。
食べられず廃棄することになるけれど
「美しく見せる方法」としては間違っていない。
仕事に必要なので方法として学び、知識として持った上で
実際に「するかどうか」選択していく。
私の場合、自分の食に対するコンセプトとは合わないので
料理本の撮影時にも、それらの方法は使わずに
食べられる方法で代用できないかを模索した。
↑こんな本。
結果、編集者さんやカメラマン、スタイリストさん達と
スタジオで皆とワイワイ言いながら試食できて楽しかったし
食材を廃棄して胸を痛めることもなかった。
疑問を持ち、他の方法を模索したり行動してみることで
知識や経験は増えていく。
レシピ開発も、実は見えないところで何度も実験を繰り返し、
メモを取り成功例と失敗例を知識として蓄えた上で
次の仕事に活かし、繋いでいる。
批判したり切り捨てるだけでは新たな発見や成長はない。
そこで終わってしまう。それって、もったいないと思う。
ちなみに面取りはピーラーでも簡単にできるし
ビールの泡は割り箸を入れてトントンすると復活します✨
是非、試してみてくださいね♪
写真は昨夜の夕飯。
今日から出張で留守なので昨夜は家族の好きなもの尽くし♪
この季節、八百屋の友達が切り落とした
大根葉をたくさんわけてくれるので嬉しい💕
冷凍保存して、暫くはアレンジを楽しみます(*´﹀`*)
*南瓜とサツマイモの煮物
*もやしナムル
*ほうれん草お浸し(息子リクエスト)
*ほうれん草胡麻あえ(娘リクエスト)
*大根葉とじゃこの菜飯
*しじみの味噌汁
作り方なども、また紹介していきますね。
場所:「雑貨屋Tickle。」 大阪市西淀川区御幣島2-7-5
素材の味と旬を楽しむ*ナチュラルベーグル販売
身体の声を聞き、本来の機能美を再現する*整復体験